さてバカでも稼げる米国株高配当投資-1章の続きになります
1章ではみんなが思っているほど米国株が難しくないことがわかったところで
つぎに日本株でなくはなぜ米国株に投資すべきなのか
解説していきます
米国株最強の理由
バフェット太郎さんいわく米国株に投資せよとのことでしたが
なぜなのか詳しく見ていきましょう
債券よりも株
そもそも株式、債券とは
株式…株式会社がお金を出資してもらった人に対して発行するもの
債券…国や企業などが資金を借り入れるために発行する有価証券
その他にもまだまだ投資対象はあるなかで
過去200年のうちで最もリターンが大きかったのは株式でした
実質トータルリターンは 株式:6.8%>長期米国債:3.5%>短期米国債:2.8% (下図)
この先もこの傾向はずっと続くだろうと考えられています

また債券はインフレ局面に弱いといいます
インフレとは物の価値が上がることで
ハンバーガーの値段が去年より上がっているとインフレ、下がっているとデフレです
インフレに弱い理由は債券利回りがインフレ率を下回ると損してしまうからです
具体的に
現在100円のハンバーガーがあります。それから債券100円分を買います
インフレ率3%で債券利回り2%だと
一年後のハンバーガーの値段は103円で、手元にあるお金は102円になり
結果的に買えなくなってしまい損をしてしまう現象があるということです
逆に債券のメリットとしては
- 比較的安全な資産である
- 投資のリスクを抑えることができる
などがありますが
結論として利回りが 株式>>>債券 のため、株式に投資する方がいいと言えます
日本株がダメな理由 米国株がいい理由
日本に住んでいれば馴染みのある会社も多く、
なんとなく日本株に手を出してしまいがちですが
日本経済つまり日経平均株価を見ると30年前からほぼ横ばいとに推移しています
なぜなら①日本の人口は減り続けていること
そして②連続増配している会社は圧倒的に少なく、
日本で25年連続増配する会社は”花王”のたった1社のみ (米国は100社以上)
米国企業は参入障壁が高いビジネス、営業利益率の高さ、圧倒的な市場シェアにおいて優れています
例えばコカ・コーラも米国企業ですが、飲料水メーカーのなかでも圧倒的なシェアを持ち
知名度、ブランド力もあり高い営業利益率を誇ります

また配当に関しても国民の経営観の違いがあります
日本は不況時には株主連帯責任で減配します
「不況なんだからしょうがないよね」という価値観に対して
米国で不況時に減配をしたならば”経営者失格の烙印”を押されるほど
企業に対して厳しい目線が向けられています
為替リスク
為替とは1ドル=100円のように通貨間での価値は常に変動しています
米国で投資をするのであれば円ではなくドルで運用することになります
そのためどうしても為替リスクはあります
ただ”米国株が日本株よりリスクが高い”というのは嘘であるといいます
それは日本株にも為替リスクがあるということです
なぜなら円高(1ドル80円のように円の価値が上がり、円の値段が下がる)の局面では
- 海外投資家によって日本株は売られ
- 日経平均株価が下がり
- 結果的に持っている日本株の価値が減ります
結論 米国株にも日本株にも為替リスクがあり、あんまり考えても仕方がないということです
税のリスク
1章でも述べましたが、
米国株の配当金には現地課税分10%が多くかかってしまいます
確定申告することで約5%戻ってくると言いますが、それでも日本株より不利です
しかしS&P500(米国の平均株価)と日経平均株価の成長率に圧倒的な差があるため
(S&P500の成長)-(税金) >>>>(日経平均の成長) であるため
S&P500(米国株)に投資した方が税金を考慮しても有利だよねってことです
投資をしないリスク
ここまで米国株の良い点についてまとめてきましたが
それでもまだ投資に手を伸ばせないあなたに伝えるべきことがあります
それは投資をしないリスクです
先ほども示しましたが、ここで注目すべきは”米ドル”のグラフです
グラフを見ると右肩下がりです

つまりは現金だけを持っていると価値は目減りし続けていくことです
実際の例では、コロナショックによって中央銀行は現金を刷りまくっています
日本も定額給付金で10万円をもらえましたが、
米国やほかの海外ではもっと多くの給付金を配っています
するとどうなるかわかりますか?
インフレが進み、モノの値段が上がりやすくなります
つまり現金だけもっているのは危ないってことです
インデックスファンドとは
ここまで米国株に投資するべき理由を説明してきましたが
インデックスファンド、パッシブ運用についての説明をします
インデックスファンド
ある指数(日経平均やS&P500のようなグラフ)に連動するように設計された投資信託のこと
投資信託とはある程度まとまった株のセットみたいなもの
ETF
上場投資信託(Exchange Traded Fund)は投資信託でも個別株のように
市場が開いていれば一日に何度も売買できるものです
一般的にインデックスファンドよりも信託報酬が少ないです
インデックスファンドの購入手数料
インデックスファンドを買う時には購入手数料があります
手数料はできる限り少ないものがいいです
最近では手数料なし(ノーロード)があるのでできればそれを選びましょう
信託報酬
インデックスファンドを購入するとある会社に運用を任せるので
年間保守料のように信託報酬というものがかかります
これもできる限り抑えるため少ないものを選びます。目安は0.5%以下です
分配金再投資
インデックスファンドやETFは持っているだけで分配金がもらえます
それには「受取型」と「再投資型」があります
複利の力を利用するためにもここでは再投資型を選ぶといいでしょう
S&P500よりも配当再投資な理由
ここまで説明してきて、
結局”何を買えばいいのか”について教えろよって話ですが
結論S&P500に連動するインデックスファンド
「iFree・S&P500・インデックス」や「バンガード・S&P500ETF」等々に投資すべきです
かのウォーレンバフェットも
自分の死後、妻に資産の90%をS&P500、10%を米短期国債に投資しなさいと話したといいます
しかしながら残念なことにウォーレンバフェット自身はそのように投資していません!!
理由は一人ひとりではリスク許容度が違うこと、それに管理が難しいことから
簡易的なインデックスファンドを推奨しています
S&P500の弱点
S&P500もいい点だけではありません 弱点もあります
S&P500は時価総額加重平均型(時価総額が大きいと構成比率が大きくなる指数)であり、
今ではGAFAM(巨大ハイテク企業)が多くの割合を占めるためリスクがとても高くなります
もしハイテク株の調子が悪くなった場合 S&P500は大きく値下がりしてしまいます
配当再投資のいい点
なぜバフェット太郎さんが配当再投資をお勧めするのか
それはS&P500の弱点を突いて、
弱気相場でより多くの株数を増やすことができ、
強気相場でリターンを爆発させることができるからです
つまり弱気相場ではみんな買わないので、株を安く仕込むことができ
逆に強気相場では弱気相場で仕込んだ株のリターンが爆発的に上昇するといいます
これがお金持ちになる方法 リターンの最大化につながるのです
まとめ
ここまでで米国株に投資する理由について説明してきました
あらゆる角度から見ても圧倒的に 日本株<<<<米国株 なわけで
また投資しないこともリスクなわけです
その中でもS&P500に投資するのは最適解の一つです
しかしバフェット太郎さんはそれをも出し抜く方法
配当再投資によってリターンの最大化を目指しています
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