本章からエッセンシャル思考を考えずとも
自動的に発揮する方法について紹介しています
さて本章はバッファについて取り扱っていきますが
バッファとは何かわかりますでしょうか
バッファとは
バッファとは
Buffer(バッファ)…
緩衝材、構造物で前後の物理的干渉を断ち切って前後関係による悪影響を防止すること
Wikipedia
つまりは何が起こっても事故が起こらないようにあらかじめ対策することです
例えば
アマゾンから荷物が届くときに段ボールの中には商品とプチプチといったように
商品が壊れないようにお店側があらかじめ緩衝材を入れ梱包することもバッファです
他にも
車を運転しているときも前の車が急停止しても
ぶつからないように距離を空けることも十分バッファといえます
同じようにエッセンシャル思考でもバッファを取る重要性を訴えています
バッファを取ることの大切さ
なぜバッファを取る必要があるのかといえば
我々の世界では予測不可能の出来事の連続であるからです
思わぬトラブルに巻き込まれたり、仕事の量が急に増えたり、当初の見積もりが少なすぎたり
思うようにことが進むことほうが珍しくありません
先ほどの例もそうですが、
車であれば交通状態によっては渋滞に巻き込まれ、時間通りに到着が遅くなることは少なくありません
お金の場合は無計画に貯金をしないで散財していたら
コロナショックのような不況時に貯金で食いつなぐこともできません
したがってバッファを取ることで不測の事態に備え、
常にダメージを緩和させる計画を立てることが大切です
バッファを取る方法
常にバッファを取る方法として3つほど紹介されています
- 徹底的準備
- 見積もり1.5倍法
- シナリオプランニング
徹底的準備
最初の方法は徹底的に準備することです
不測な事態はもはや必ず起きるものとして計画するのだといいます
かなりシンプルで原始的な方法だと思います
準備はとても面倒ですが、その手間があなたを助けます
見積もり1.5倍法
次に見積もりは1.5倍で考えることです
時間であれば1時間かかることであれば1時間半は見積もりとしてみておく
お金であれば100万円のものを買うときは150万円くらいは予算内とするなど
数字ではっきりとバッファを取っておくことです
人間はいつも見積もりを甘く見すぎてしまう傾向があるため
こういった指標があると明確に計画できますね
シナリオプランニング
最後はシナリオプランニングです
どういうことかというと自分自身に質問を5つ問います
- どんなリスクがあるのか
- 最悪どんなことが予想できるか
- どんな影響があるか
- どの程度経済負担となるか
- リスクを減らす方法は何か
これらを問うことでどういうシナリオになるか考えます
例えば転職するときのシナリオプランニングは
1.リスク :転職できない、給料が減る、休みが減る
2.最悪の場合 :生活が行き詰まる
3.影響 : 引越し 子供の転校 妻の転勤
4.経済的負担 :転職期間中のお金、引越し費用
5.軽減 :会社に依存しない働き方を目指す、初期費用は少なくする
のように箇条書きでも列挙していくと
客観的にリスクを把握できるので十分な対策がとれそうですね
まとめ
不測の事態はもはや必ず起きるものです
十分な見積もり、徹底的な準備を行い
バッファを取りダメージを緩和していきましょう
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