さて今回の記事でエッセンシャル思考の本については最後になります
これまで紹介してきた方法はあくまで個人に向けたものでしたが
最後はチームの方向性を決めるためにも
リーダーシップにエッセンシャル思考が求められるといいます
どのような振る舞いがエッセンシャル思考のリーダーシップとなるのでしょうか
より少なくしかしより良く
リーダーシップに必要な要素としてもやはり
”より少なくしかしより良く”という要素が不可欠だといいます
著者が1000社以上の会社のデータを集め比較し調べたところ
まとまりのあるチームには”何が違うのか”、”何が備わっているのか” といわれると
やはり ”明確な目標があるかないか” だそうだ
成功したチームには明確な目標があり、明確な目標があるチームは成功する
逆に明確な目標がないとチームは混乱しストレスが蔓延その後、失敗するといいます
例えば会社を企業するとき
まず社訓や会社のビジョンを決めると思います、
そしてビジョンが何なのか明確にする必要があります
顧客第一に考えたり、会社の利益を出すこと、人の役に立つことを優先にしたり、
環境を守ることかもしれません。会社によって様々あると思います
その会社を続けていくうちにたくさんの仕事の依頼、儲け話、力になりたいと思うこと等々
多数舞い込んでくると思います
しかしすべて受け入れてはいけないということです、その多くのチャンスの中から
会社のビジョンに沿ったものだけを選ばなければ、会社は成功できないというのです
したがって会社のリーダーは明確な目標を持ち、多くのチャンスの中から本当に重要なチャンスのみ
選択する必要があるのです
どのようにチームを率いるか
しかし会社や組織のリーダーはどのようにチームを率いればいいのか
著者はチームを率いる具体的な方法5つを示してくれています
- 人材の選別にこだわる
- 徹底的に話し合う
- 役割を明確にする
- 正確に正しく伝える
- 進捗を適切にチェック
人材の選別にこだわる
リーダーはこれでもかと思うほどに人材の採用はこだわるべきとしています
決して妥協しない、完璧な人材を求めるといいます
しかも雇ってからでも足手まといになるようであれば容赦なく切り捨てる必要もあるといっています
なぜならばダメな部下は教育と管理に多くの時間を費やしてしまい
下手な人材を多く雇うことでダメな人間がさらにダメな人間を呼ぶ負の連鎖に陥るからといいます
逆に選別にこだわることで一流の人たちが集まるといいます
徹底的に話し合う
先ほどチームには明確な目標が必要であるといいました
チームを率いるうえで共通認識としてチーム内で
目標について徹底的に話し合い、明確にする必要があるといいます
明確な目標がチーム内でまとまっていなければ、そのうちバラバラに行動し始めてしまいます
束になることでより成功を呼び寄せることができるでしょう
役割を明確にする
仕事を振るうえでやはりできる人に仕事が集中してしまいがちです
そこでリーダーはメンバーの役割を明確に決めることです
”最優先の仕事をひとつ決め、それ以外の仕事はしない” このくらい明確にする必要があります
こうすることで社員一人ひとりがやるべきことに集中でき、
会社のために自発的な行動につながるといいます
正確に正しく伝える
よくリーダーは社員に仕事を振るとき内容をうまく伝えきれていないことがあります
抽象的で受け取る側で判断するような仕事の振り方です
これではダメだといいます
正しい内容で具体的に簡素に誤解のないように伝える必要があります
進捗を適切にチェック
最後に部下の仕事を小さくチェックする必要があるといいます
一般的なリーダーは部下の指導が下手で、
仕事を振ったまま、それ以降無関心すぎるということです
それだから部下は手を抜くし、リーダーも仕事を振ったことすらも忘れています
それではよくありません
リーダーは小さなことでも把握し、進捗を確認し
困ったことがあれば力を貸すことです
そうすることで部下もやる気を出し頑張ろうと思うのです
最後に
エッセンシャル思考は本質を見抜く力です
よく考えてみたら我々の生活の中で本当に必要なものは数少ないと感じさせられました
その本当に必要なことに大きな力を注ぐと我々の人生はどうなるのでしょうか
今すぐにでも実行してみようと思います
コメント