最強の早期リタイア術 -1章 欠乏マインド

投資

こんにちはTOMです!!

みなさんは『働かないで生きていきたい』と考えたことはないでしょうか?

好きなことで生きていく』をさらに突き詰めると『働かないで生きていく』に行き着くのではないでしょうか!?

世間一般ではそんな生き方は

そんな夢のような話あるんですか?(あやしい)

人としてダメになるんじゃない

のような『働かないで生きていくこと』は何か悪い印象を持つ人も多いと思います

しかし実際にはそうではなく、今回紹介する本は新しい生活スタイルを提案してくれています

それが最強の早期リタイア術という本です。

『FIRE』という言葉をご存じでしょうか?

FIREFinancial Independence Retire Early の頭文字

経済的独立早期リタイアの2つの意味を合わせた造語

経済的独立は支出<収入の状態を維持し続け、誰かに依存することもなくに生活できること指し

早期リタイアはそのままは意味を持ち、若いうちに会社などから早期の退職することを指します。(退職する年齢は○○歳のような定義はなく、個人により異なります)

つまりはお金の呪縛から解放された状態を指します

FIREはアメリカで始まったムーブメントで2010年ごろから徐々に流行りだし、

日本では2018年ごろから人気が高まり

YouTubeやブログなどで話題が広がり、テレビでも取り上げられることが多くなりました

FIREの流行る背景として

最近の若い人達は自分の親世代の働き方を見て疑問を持つようになったからだとも言えます

毎日早くに家を出て満員電車に乗り

馬車馬のように働き続け

深夜まで残業、飲み会。土曜日も隔週で仕事のように

家族と過ごす時間はほとんどなく、気付くともう定年というのが典型的な家庭のあり方

お金のために働きすぎた結果、自分のために使う時間を失ってしまいます

「生活のためにお金を稼ぐ」とよく言われてきました

生活のため、家族のために、より豊かになるために

自分の”時間”と”お金”を交換してきました

収入が増えるといい家、いい車、いいご飯にありつけるようになり

より収入をもっともっと…

きっといつまでも続く労働のループに迷い込んでしまっています

著者は私たちはもうすでに十分な生活できているので

何のために働いているのか””お金で自由を取り戻そう”と我々に改めて問いただしています

著者のクリスティーは貧しい家庭に生まれてから一億円を貯めて

若干31歳でFIREを達成し世界中を旅して、現在では自分の好きなブログを書いて生活しているといいます

ただFIREするまでの道のりは決して楽なものではなかったのです

まず初めは著者がなぜFIREという生き方を選んだのか

どのような背景・考え方を持っていたのかにフォーカスしてみていきたいと思います

それではよろしくお願いいたします。

  • 著者の生い立ち
  • コスパのいい職業選択をする
  • 節約しても幸福度は下がらない
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『欠乏マインド』とは

まず最初に著者の生い立ちについてですが

著者は中国のとても貧しい農村で生まれ、

かつての中国(1950年代)は食糧を満足に食べることはできず

飢饉が頻繁に起きるほど貧しい時代でした

著者の子供の頃は日々の食費を僅かでも稼ぐためにゴミを漁って生計を立て

それでも食べるものがなくなり、生きていくために最後は”土を食べる”という

日本では考えられない極限の状態で過ごしていたといいます

人はこのような極限まで追い込まれ、生きるか死ぬかの状態になると

脳が自分に不足しているものだけしか考えられない状態に陥るといいます

たとえば

おなかが減りすぎると頭の中は常に食べ物のことばかり考えてしまい

貧困すぎると頭の中は常にお金のことしか考えられなくなるということです

この状態を『欠乏マインド』と呼びます

そして極貧すぎた著者はこの欠乏マインドがあったからこそ、異常なまでお金に執着するようになったといいます

欠乏マインドより以下の教訓を得たといいます

  • お金こそが世界で最も大切なもの
  • お金は犠牲を払う価値のあるもの
  • お金は血を流して得る価値のあるもの

さらに著者はモノが多くある状態贅沢な生活

思うほど幸せではないことに気づきます

この欠乏マインドがあったからこそFIREを爆速で達成したとも言えます

コスパのいい職業を選ぶ

著者は貧しいながらも両親が何とかお金を工面してくれたおかげで大学に通えるようになりました

大学での専攻を決める際も欠乏マインドが機能し

ほかの大学生は自分の好きな学位あるいは興味のある分野を専攻するに対し

著者は「何としても大学を卒業し仕事がないことは避けなければならない」ということを第一優先し

そして学位の取得にかかる費用卒業後に得られる収入の両者を比較してPOTスコアなるものを算出し

コスパのいい学位を取ることに執着し、自らが選ぶべき専攻を決めています

結果的にはコンピューターエンジニアが最もスコアのいい(コスパのいい)職業であるとわかり

コンピューターエンジニアリングを専攻することを決めています

医者や弁護士でさえもPOTスコアで見るとあまりコスパのいい職業とは言えないようです…

著者は最初から好きな仕事で生きていくことには否定的

理由は統計的にみると失業などのリスクの方が高いからといいます

まずはお金の多くもらえる仕事から始め、

FIRE後に自分の好きな仕事をすることを推奨しています

POTスコア = 学位を取るための費用 / (年間給与中央値 ー 最低賃金)

モノを増やすと不幸になる

欠乏マインドを持った著者クリスティーはあるとき一つの教訓を得ました

①モノを所有するときに得られる幸福感は一時的であり、徐々に脳が順化していき時が経てば幸福感を感じなくなること

②経験に対しての幸福感は低下しないこと

つまりは”すべての支出は平等ではない”ということです

例えば高級車を買った場合は

購入した直後では高揚感もあり幸福度は最高潮に達していると考えられますが

1年、2年と時が経ち毎日乗っていれば購入した直後と比較すると幸福度はかなり落ちといるといいます

そればかりでなく予想外の出費(ガソリン代・保険料・車検代・修理費 etc…)のランニングコストが膨らんでいくことを喜んでいる人はいないでしょう

モノの所有には常に不幸がついて回ってしまうのです

一方で経験に使う支出はそのたびに幸福度を上げてくれます

理由は経験に同じ出来事はないですし、使うたび手元から消えていくため

ランニングコストもかかることもなく幸福感だけが残るからです

支出をするのであれば、圧倒的に

モノ<<<<<経験

であると悟りました

次にすべての支出が平等でないならば”すべての節約も平等でない”ことに気が付きます

つまりは幸福度の下がらない節約は積極的にするべきであると結論づけます

ここで幸福度の下がらない節約のステップを4つ紹介してきます

節約の秘訣
  1. 幸せに関係ない基礎的な支出を減らす
  2. 痛みを伴う支出を減らす
  3. 所有する高額なものを減らす
  4. ご褒美を加える

幸せに関係ない基礎的な支出を減らす

初めは幸福感とは程遠いものを減らす・無くすことを心がけます

たとえば

  • 銀行の手数料
  • 利用していない月額サービス
  • 固定電話
  • 高額な携帯電話料金

無駄な支出を減らしたところであなたの生活は一切変わりません

であるならば下げない理由はないので

すぐに解約、安いものに乗り換えましょう

痛みを伴う支出を減らす

次は少し痛みを伴うものを減らします

たとえば

  • 外食のランチ
  • 友人と外で遊ぶ
  • スポーツジムの会費
  • コンビニ

多少なりとも痛みがあるかもしれませんが次第に慣れます

もしどうしても無理がある場合はその支出は幸福感を上げる支出になるので節約リストから外しましょう

あくまで幸福度の下がらない支出を減らすことが目標です

所有する高額なものを減らす

3つ目に所有する高額・高価なものを減らしていきます

たとえば

  • 高価な服

もちろんこれらは必需品と捉えるので一概に言えることではありませんが

維持費・保険料・修繕費・クリーニング代、その他もろもろ

高額なものに付随する費用が軽視されすぎているといいます

その費用が高すぎるため、

高額なものは幸福感を上げますが

ランニングコストは幸福感を下げていきます

ご褒美を加える

ここまでの節約ステップを終えたら必要なもの不要なものを再確認でき

その浮いたお金でご褒美を買いましょう

いままでの節約は幸福感を上げるためにしてきたので当然です

あなたのしたい・やりたい経験に使いましょう!!

まとめ

今回は最強の早期リタイアの序章、欠乏マインドについてまとめてきました

  • 欠乏マインドはあなたに不足するものが極限状態になったときそれしか考えられない状態に陥る、著者はお金に関して欠乏マインドになった
  • POTスコアからコスパのいい職業を選ぶ
  • 幸福度の上がらない支出は積極的に減らす

以上TOMでした

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