こんにちは!TOMです
前回に引き続き最強の早期リタイア術の核となる部分
『投資術』についてまとめていきたいと思います
まだ前回の記事をご覧になっていない方は是非
そちらの記事をも合わせてご覧ください
前回のあらすじは著者は貧困層の家庭に生まれながらも
一億円貯めてFIREを達成し世界中を旅して遊びながら暮らしている
そんな夢のような生活を送っているのです
しかし夢のような生活も誰もが達成可能な方法が存在します!!
今回はそのFIREの達成方法についてお伝えしていきたいと思います!!
- FIREを達成するための投資術
- FIREを達成後に暴落にあったら
今回の記事も見逃せない内容になっていますので
ぜひ最後までご覧ください
よろしくお願いいたします!!
支出を把握する

みなさんは毎月いくら支出しているか把握できていますか?
私たちはいつも
「給料いくらもらっているの?」
「いくら稼いでいるの?」
「年収は○○円以上じゃないと」のように
常日頃から”収入の話”ばかり
収入については関心度も高くて、みんなの興味がそそられます
一方で我々どうしてもは支出について考えることは苦手なようです
しかしFIREを目指すにあたり、まず最初にしなければならないのが
『支出を把握すること』です
誰もが毎月のクレジットカードの支払いや家賃について考えたくはありません
支出が増えることと幸福感は比例しているように感じるからです
ですがあなたが仕事を辞めたとして
毎月や毎年、いくら支出しているかについて知らないと
FIREを達成することは不可能なことです!!
当たり前のことですがFIREは今まで貯めてきた貯蓄を安全な投資に回して
切り崩しながら生活していくことになります
したがって
あなたの支出が多ければ多いほど必要な貯蓄は多くなってしまいますし
少なければ少ないほど必要な貯蓄の金額も少なくて済むということです
そして”いくら貯畜すればFIREが達成できる”かは個人の年間生活費よって必要貯蓄額は変わります
結論から言えば
必要な貯蓄額は年間生活費の25年分があれば、FIREが実現可能になります
例えば
あなたの年間の生活費が200万円だとすれば5,000万円の貯蓄が必要ですし
少し贅沢に暮らすとして年間生活費1,000万円だとすれば、2億5,000万円もの貯蓄が必要になります
このように見るとできる限り生活費を抑え、必要な貯蓄額を少なくすることができれば
かなりFIREが現実味を帯びてくるのではないでしょうか!?
詳しくは『4%ルール』で説明しますが
25年分の資金であなたは30年後、それ以降も一生資産を枯らさず、いままでの生活水準も維持したまま
自由に時間を使うことができる夢のような生活ができるのです
- 年間生活費は把握し、FIREに必要な金額を知ること
- 年間生活費が少なければ少ないほどFIREの達成は近づく
インデックス投資

支出について学んだあとに
次に『投資』についても学ぶ必要があります
支出について年間生活費の25倍貯めたのであれば
普通に考えて25年分しか生活出来ないという発想は当たり前ですが
ただ貯蓄するのではなく
今まで貯めてきた25年分の貯蓄はすべて投資に回すことになります
そもそも投資なんてしたことない人の方が多いですから
「危険なことをして万が一失敗して資産が減ったらどうするんだ」とか
「投資は危ない」、「働かないでお金の稼ぐなんてありえない」
と様々な意見が聞こえてきそうですが
投資にも様々な資産の種類があり、株・債券や不動産、コモディティと数え切れませんが
著者は『インデックス投資』を推奨しています
というよりFIREするためにはインデックス投資は必要不可欠です
インデックス投資とは「インデックス(市場の動きを示す指数)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法のことです
なぜ多くの投資対象があるのにインデックス投資なんだという声に
インデックス投資には大きなメリットがあります
- 単純明快
- 資産がなくならない
- 手数料が安い
単純明快
インデックス投資とは「どの会社の株価が上がるかどうか」ではなく
「株式市場全体が上がるかどうか」に賭けているため非常に単純明快です。
”ある会社が今後うまくいくかどうか”わかるのはごく限られた一部の人だけですが
”世界全体が成長するかどうか”と問われれば答えは間違いなく「YES」ですよね!
資産が”0” にならない
企業が1社、2社倒産した場合
個別株に投資している時はその株はもうただの紙切れ同然ですが
インデックス投資の場合はあなたの資産は決して”0”になりません
指数全体に投資しているのであってその倒産した会社が及ぼす影響はたった数パーセント程度で
それよりかインデックス指数は自動的に保有銘柄を組み替えてくれるためリスク回避にもなります
手数料が安い
極めつけはインデックス投資にかかる手数料が安いことです
手数料が投資のパフォーマンスに占める割合はかなり多いです
著者の試算したデータによると
1.0%の手数料(比較的高い手数料)は5年で初期投資額の約10%の損失に
25年では初期投資額の約135%になるので決して少なくない金額です
なのでできる限り手数料が安いものを選ぶに越したことはありません
アクティブファンドの手数料の相場は1%であるのに対し
有名なインデックスファンドのVTIの手数料は0.04%です
これならばインデックスファンド一択ですね
4%ルール

4%ルールは退職プランと経済理論を掛け合わせた研究
『トリニティスタディー』が基になっています
トリニティスタディーとは株式と債券市場のデータを用い
毎年一定率でポートフォリオから取り崩し、残りの資金はそのまま投資に回した状態で
- 元本に手を付けることなく老後を終えることができるか→成功
- 生きている間に資金が枯渇してしまうか→失敗
これらを検証した研究のことを指します
そしてその研究結果は95%の確率で成功することがわかったのです
さらに驚くべきなのがほとんどの場合で
ポートフォリオは”減ることなくむしろ増えている”ことが分かったのです
また10, 20年だけでなく30年以降であっても同じことが言えるのです
そしてこの一定割合は4%(インフレ調整後)が最も合理的な数字と定義づけられ
広く”4%ルール”という名が普及しました
言い換えると
年間生活費の25倍の資産があればほとんどの場合(95%の確率)で死ぬまでに
資金を枯らすことなくまた仕事もせずに遊んで暮らせるということが証明されたのです
年間生活費100万円の場合
- 100万x25倍=2500万円
- 2500万円x4%(0.04)=100万円
ただしもちろん全員がうまくいくとは限りません
95%の成功の裏には『5%の失敗』があります
しかしその失敗でさえも克服する方法を著者は示してくれます
暴落時にどう乗り切るか
前述した通り、失敗する可能性もあります
どのようにして失敗が起きるのかと言えば
失敗のパターンは
FIRE達成直後の株式市場の暴落、つまりは完成直後のポートフォリオの毀損です
実際に起こる確率は少ないですが何年かに一度は必ず暴落は起きています
最近では2008年のリーマンショック、2020年のコロナショック
このような暴落局面は
およそ10年周期で繰り返されているように見えます
そしてこれらは
誰も予測ができない
自身で株式市場を操作することができないので
自分自身で身を守る必要性があります
そしてその身を守る手段は2つあります
- 現代ポートフォリオ理論
- 現金クッションと利回りシールド
現代ポートフォリオ理論
現代ポートフォリオ理論というのは期待リターンとボラティリティ(変動率)の2つによって示される指標であり
リターンとリスクを掛け合わせ、最適なポートフォリオをデザインしようという考え方です
一般に株式はリターンは大きいですが同じように株価の上下も激しいのでリスクが大きいとされています
一方で債券はリターンは小さいが指数の変動も同じように小さいので安定していると言えます
これら様々な投資対象をうまく使い分ければ
リスクを抑えつつリターンを大きくできるという考えに基づいています
例えば
あなたの年齢が若いときは
今すぐにポートフォリオから資産を取り崩す必要はないので
リスクとリターンの高いものを選びます
年齢が高くなるにつれ債券などのリスクの少ないものにシフトしていくのが王道の考え方です
著者はリスクとリターンが最適解として株式:債券=6:4が最も効率が良いとしています
ただしこれは著者の個人的な意見であり、7:3、5:5でもそれほど大きな問題ではありません
重要な考え方は資産の配分(アセットアロケーション)を調整することでリスクを自分自身でコントロールすることです
現金クッションと利回りシールド

FIREの失敗する原因の多くはリタイア直後の暴落です
その対処方法として『現金クッション』です
現金クッションはリタイア直後に暴落が来た場合に
その暴落期間は資産の取り崩しを一切行わず
投資資産とは別に現金を余分に用意し
暴落時期の数年間は現金から生活費を賄うことでFIREの失敗確率を減らすことができます
そしていくら現金が必要になるかと言えば
結論 最大で5年分あれば十分です
株式市場で暴落局面から回復するには中央値で2年かかり、
史上最悪の世界恐慌であっても5年で元に戻ったことから現金クッション5年分あれば十分という根拠になります
ただこれだでは年間支出が200万円だとしても
×5年の1000万を投資資金と余剰に用意する必要があり非常にネックになりますが
しかし著者曰く5年分の現金よりは少なくて済むようです
その理由が『利回りシールド』です
どんなETFにも分配金が存在しています
分配金所得は基本的には株式市場が上昇しようが下落しようが、安定して分配金を得ることができます
なので自分のポートフォリオ内の利回りが大きければ大きいほど
現金クッションを用意する金額は小さくなります
分配金利回りを組み入れたあなたに必要な現金クッションの金額は
現金クッション = (年間支出 ー 年間利回り)x 年数
となります。いくらかは必要限度額を減ったと思います
その他にも最初の5年間だけは資産を利回りの高いものに組み替える方法も本書では紹介されています
- 優先株
- REIT
- 社債
- 高配当株
これらを資産に組み入れてFIREを成功させる方法はいくらでも存在します
気になった方は是非本書を手に取ってみて下さい!!
まとめ
今回の記事では投資の4%ルールについてまとめてきました
FIREを確実に成功させるためには
①支出を知ること
②年間支出の25年分の資産を持つこと
③手数料の低いインデックス投資を行うこと
④毎年4%ずつ取り崩していけば95%は枯渇することはない
⑤失敗の5%も現代ポートフォリオ理論、現金クッション、利回りシールドでさらに保険を掛ける
上記の方法であればFIRE達成にはそれほど難しい理論は用いられてはいません
強いて言えば②の25年分の資産を貯蓄できるかどうかがかなりの大変な部分ですね
その他は割と知っておけば問題ないはずです!!
ぜひあなたもFIRE達成をし、自由な暮らしを手に入れましょう!!!
以上TOMでした!!!
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