こんにちはTOMです
前回の記事ではミニマリストの生き方についてまとめてきました
そもそもなぜ我々はものを大量消費をしてしまうのでしょうか
今回は消費社会の罠の正体について解説していきたいと思います
逆にモノを売る立場の方であれば今回説明するものを実践すると
いまよりもっとが売れ行きがよくなると思いますので
両方の立場からご覧いただければと思います
モノをいくら買っても幸せになれない
まず最初に
大量にモノを消費する理由というのは
広告業界の罠に乗せられて
「幸せ」と「消費」が同義になっているからといいます
例えば
「マイホームを持つのが一人前」
「マイカーを持って家族でドライブ」
のようにこれらを当たり前のように見せるテレビCM
これらは優秀な広告営業マンが練りに練ったキャッチコピーで
消費者をあらゆる方法で誘惑してきます!!
しかしながらこれらのモノをいくら買っても幸せにはなれません
むしろ逆にモノを大量に買うと自由を奪い、さらに物欲を刺激し
結果的に残るのは後悔だけです!!
広告業界の手口

次に広告業界の手口を紹介しています
皆さんが今まで、よく目にしていたものの多くが
広告業者がより多くの消費を促すようにできているものです
これらに惑わされないようにまずは知っておくことです
1.ポイントカード
まずはみなさんもよく使うポイントカード
ポイント欲しさに余計なものを買わせようとするためです
2.小売店が発行するクレカ
会計の際に小売店のクレジットカードであれば
”1割引になる”と言われた経験のある方も多いと思います
クレカを持たせることで、お店側があなたの購入履歴を得ようとしているためです
3.「残りわずか」の文言
「残りわずか」「閉店セール」などの看板をよく街で見かけると思います
これらの文言は消費者に決断を迫るように煽ります
その場で決めた判断はたいていの場合は間違ってしまいます
4.セールの値札

なぜ買い物に行くと必ずセールを行っているのでしょうか
理由は逆で毎日セールを行っているだけです
同じ商品でもセール時の値札と値下げした価格の値札では
セール時の値札の商品の方が売れるのです
したがって商品の値段はあらかじめ高く設定してあり、いつもセール価格で表示しているのです
5.おとり価格
レストランなどではおとり価格の商品
つまり売れなくても問題ない商品=おとり商品を用意しています
そうするとその次に安い商品を相場より少し高くても売れやすくなるといいます
松・竹・梅 それぞれクラス分けされた商品があります
松はおとり価格になっています
竹は本命で相場より高くても人気商品になるのです
6.特売品
お店は客を引くために特売品を設定します
特売品は赤字商品になりますが
特売品に寄せられた消費者はそれ以外の商品もあわせて買うため
多少の赤字があっても、それ以上の利益が出ます
7.商品の配置・店の立地
商品の陳列も意図的に決められています
店の両端にはほとんどの買うもの牛乳・野菜・魚・肉を配置し
店の中間には店の売りたいものを配置し
消費者の視界にわざと入るよう意図的に陳列されています
次にアウトレットモールが郊外にあるのも不思議に感じたことはないでしょうか?
郊外にある理由はプチ旅行気分を味あわせるように意図し
ショッピングモールに来るためにかけた時間を長くすることで
自然と滞在時間が長くなるようにも設計されているのです
自分の中の欲しいという欲求
社会の罠を知ったうえで次は
自分の中の物欲の正体について考えていきたいと思います
なぜ我々はあれもこれも、ものが欲しくなるのでしょうか
ゲームが欲しい、服が欲しい、家が欲しいetc…
考えると次から次へと出てきます
しかも、ものを手に入れてもまだ何か足りない気分ではないでしょうか?
著者は我々の物欲の正体は3つに分類できるといいます
- 安心感
- 承認欲
- 満足感
安心感

物欲の原因一つ目として安心感が挙げられます
理由は生きるうえで衣・食・住が必要です
水・食料・衣服に住処をまず所有する必要があるため
お金を稼ぎ、それらを手に入れようとします
しかし我々のほとんどは衣食住はすでに達成しています
したがって安心感のためと思ってお金を稼いでいるはずが
いつの間にか快適・快楽のためになっているといいます
したがってそのほとんどが不要なもののために働くふうに変化しているのです
承認欲

物欲の原因二つ目として承認欲が挙げられます
ドレスコードのあるパーティーで自分のスーツやドレスに皺が寄っていたらどうでしょう
少し恥ずかしくなりませんか?
これは周りから見て、ずれていると感じるからです
それと同じようにモノを買い込んでしまう原因は
”周りから認められたい”や”普通と思われたい”という感情が原因になっているのです
著者は世間から”普通ではない”と見られても
恥ずかしいと思う必要は全くないといいます
むしろモノをため込んでしまうことを恥ずべきだといいます
満足感

物欲の原因の最後に満足感が挙げられます
誰でも皆、成功者になれたいのです!
欲しいものはすべて手に入れて満足感を味わいたいのです
湯水のように札束をばら撒き、キャバクラで豪遊することを誰でも夢見ています
しかし物質的な豊かさからの満足感と心からの満足感は合致しないといいます
例えば
いざ自分の欲しかったものを手に入れてみても数日で飽きたり
やっぱり他のものの方がよかったと思ったりすることはないですか?
モノを買って満足できるというのは単なる思い込みです
まとめ
今回の記事では
消費者社会の罠についてまとめてきました
外圧的な要因としては
- 広告業界の巧みな手口によって消費と幸せが混同されていること
- ものをいくら買っても幸せになれないこと
内圧的な要因としては
- 安心感 ・・・もうすでに十分持っています
- 承認欲 ・・・恥ずかしく思う必要はない
- 満足感 ・・・物質的満足感と心からの満足感は一致しない
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