一級建築士 予備校別製図合格者のリアルとは

一級建築士試験

2023年7月23日(日)に行われた一級建築士学科試験を受験したみなさま、お疲れさまでした。

学科試験を突破し二次の製図試験に向けて勉強を始める人も多いかと思います。

そこで今回は一級建築士製図試験の合格者について私の経験を踏まえ予備校別に比較してみましたので参考にしてみてください。

各予備校の合格者はどれくらいだろう!?

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全国の合格者数

全国の合格者数は上のグラフのようになっており、ほぼ横ばいで推移しています。受験者数は毎年おおよそ10,000人前後で製図の合格者数はおおよそ3,500人前後

つまり合格率は35%程度であることがわかります。

個人的に製図を始める前は思ったより受かりやすい(多いな)とは思いましたが、勉強が終わり合格発表後、私の予備校では同じグループに15人いましたが合格したのはたったの3人だったので全体合格率よりかなり少ないなと思いました。

全国にいる合格率20%の学科試験を合格したやる気のある猛者たちの中で受験を制する必要があるので数字より実感では不合格になりやすいです。

総合資格の合格者数

次に総合資格の合格者数をみていきます。

総合資格は業界最大手の合格者数を誇ります。しかしここ最近の合格者数はやや右肩下がりで力を落としている印象です。

講座の内容は通学する必要があり、映像講義もありますが、実際に講師とやりとりしながら製図を学んでいくスタイルです。

最大手で合格者数も多いですが、母数も多いので合格率自体はどうなのかが大事ですが製図試験の合格率までは公表していません

私自身も製図は総合資格で勉強しました。もちろんいい面も悪い面もありますが、実際に合格できたので満足しています。

値段は製図のみで2023年で62万+税でこちらも業界最高値なので確かな合格者数とブランド力で勝負しています。

日建学院の合格者数

日建学院は合格者占有率業界2位で、ここ数年は合格者が上昇傾向にありますが、気になるのが各年の合格者数を公表していないことです。

上記のグラフではプレスリリースなどでわかる範囲の情報を載せています。私が探した限りでは2021、2020、2016、2015年のみに限り合格者数を公表しています。

また合格者数の公表の方法も非常にいやらしく「今年は〇〇人合格!!」という表現ではなく「直近30年間の合格者数占有率1位」という表現になっています。これは間違ってはいませんが広告の方法としては「当年の合格者数業界1位」を謳うかのように錯覚させているような印象を受けるので実際の合格者を公表してほしいですね。実際の合格者数をご存知の方があれば情報提供お待ちしております。

講座の内容は通学とWEBの2種類用意されていますがほとんどが通学するようです。

映像講義によって講師のレベルによらず同じ水準で学べることを売りにしています。もちろん講師も配置されているのでやりとりしながら製図を学んでいくこともできます。

私の友人は日建学院で合格していたので、内容は総合資格に引けを取らないかと思います。

値段は製図のみで2023年で50万+税なので、業界第2位の高値圏ですが総合資格より10万円程度少ないので値段で決めるなら日建学院かなと思います。

他校の合格者数

最後に他の予備校の合格者数ですが必然的に全体の合格者数から大手2校の合格者数を引くと結果が見えてきます。直近で公表されている合格者数を見ると400人弱の合格者数しかいません。

つまりはTACSTUDYING、合格ロケットさらには独学者をすべて含めても合格者全体の10%にしかならないというとても狭き門にということが数字からわかりました。

個人的な意見としては初めて受験する人は大手の2校から選ぶのがよいと思います。初めから独学というのは無理に近いと思います。何度も落ちて勉強の仕方はほとんど身についた人が大手以外の選択肢を選べるのではないかと思います。

逆に他校や独学で合格できた方は尊敬に値します。

まとめ

今回は一級建築士 製図合格者の実態についてまとめてきました。

合格したいのであれば高いお金を払ってでも予備校に通うことは一番の近道かと思います。ただし予備校に通ったからと言って受かるわけはなく、少しでも合格する可能性を上げるにすぎません。実際に勉強した時間、教わった内容、さまざまな要因によって合格できるかどうかが変わるので、個人的には予備校に通い、高いモチベーションを受験まで保てるかによると思います。

ぜひ製図を嫌いになるまで勉強してください!!

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受験生にとっては長いようでとても短い、そしてとても過酷な夏になります。普段の生活とは一変するので気合いを入れて頑張ってください!!

また製図道具についてはこちらの記事を参考にしてみてください。一見の価値はあると思います!!

他にも製図試験についてまとめた記事もありますのでぜひともご覧ください!!

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